中絶の米判決、英仏首脳ら懸念

Published by
共同通信

 【ロンドン、パリ共同】英国のジョンソン首相は24日、米連邦最高裁が人工妊娠中絶の権利を認めた判決を覆したことについて「大きな後退」であり「世界中の人々の考えに多大な影響を及ぼす」と懸念を表明した。その上で「私は常に、女性には選択する権利があると信じてきた」と強調した。外遊先のルワンダでの記者会見で語った。

 フランスのマクロン大統領もツイッターで「中絶は全ての女性の基本的権利で保護しなければならない。米最高裁によって自由を侵害された女性たちに連帯の意を表したい」と訴えた。

 ロンドンのカーン市長は「偉大な国にとって暗黒の日となった」とツイッターに投稿した。