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共同通信
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【エルマウ共同】岸田文雄首相はドイツでの先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、来年の広島サミットの5月後半開催を伝達する方向で調整に入った。原爆投下国である米国のバイデン大統領から先月、広島開催への支持を取り付けたのに続き、G7メンバーで核保有国の英国とフランスの両首脳にも協力を求める考えだ。日本政府は、G7首脳による平和記念公園内の原爆慰霊碑への初の献花や原爆資料館視察実現を検討している。政府関係者が26日明らかにした。
首相は戦争被爆地・広島でのサミット開催の意義を欧州で強調することで、核軍縮に向けた各国の動きや国際世論を再活性化したい考えだ。