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「従えない」市内で数千人が抗議行動
中絶容認の判決を覆した最高裁決定に

連邦最高裁が人工妊娠中絶を容認したロー対ウエイドを覆した24日、ニューヨーク市内で数千人が抗議デモを行った。同日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
「誤った決定には従えない」などと書いたプラカードを持った市民はマンハッタン区ユニオンスクエアに集結。その後5番街をワシントンスクエアパークまで行進した。メガホンで叫ぶ参加者もいた。ブルックリン区在住のエマ・ハンドラーさん(27)は「選挙で選ばれていない判事が我々の生活や健康に決定権を持つのは悲惨。これで死ぬ人も出てくる」と顔を曇らせた。同ケイト・コイロさん(23)は「初めて政府から個人攻撃を受けたと感じた。出産を政府から強制されるべきではない」と怒りをあらわに。中絶の経験があるというホープ・コストマイヤーさん(84)は「来るべきものが来た。この国は坂道を転げ落ちていく」とため息まじりに話した。
日が暮れると数百人がさらに南下してフォーリースクエアに。クイーンズ区在住のマヤ・バーバスさん(21)は「家族はフロリダ州(中絶を厳しく制限する州法が成立した)にいるので心配している」と話した。ハーレム在住のソフィー・アップルさん(26)は献金やボランティア活動を通じて「他州から中絶を求めてニューヨーク州に来る女性を助けたい」と前を向いた。
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