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共同通信
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ロシア政府の支援を受けたハッカー集団は、ウクライナ侵攻の約1年前にはサイバー攻撃を仕掛けていた。米マイクロソフトのリポートなどによると、水面下の攻撃を遅くとも2021年3月には開始。専門家はウクライナ関係者のIDやパスワードを盗み、情報システムへの不正侵入を繰り返したとみている。
自衛隊のサイバーセキュリティー部門の所属経験があるサイバーディフェンス研究所の名和利男専務理事は「検知されにくい高度な攻撃手法を用いた」と分析する。21年8月ごろ、ロシア政府の支援を受けたハッカー集団「アクチニウム」はウクライナ政府や軍、警察、非政府組織(NGO)を攻撃した。