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共同通信
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2011年3月に重大事故を起こした東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)周辺の帰還困難区域のうち、大熊町の特定復興再生拠点区域(復興拠点)は30日午前9時、避難指示が解除される。放射線量が高く、将来にわたり居住を制限するとされた帰還困難区域で、住民が暮らせるようになるのは12日の葛尾村に続き2例目。第1原発が立地する自治体では初めてとなる。
町人口の6割、2233世帯5888人が住民登録するが、昨年12月に始まった準備宿泊に参加したのは18世帯49人のみ。町が目標とする5年後の居住人口2600人に向けて、住宅確保や産業再生が課題となる。