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共同通信
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【マドリード共同】スペイン・マドリードで開かれている北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は29日、ウクライナに侵攻したロシアの脅威に対抗するため、東欧での部隊増強などを盛り込んだ宣言を採択した。ウクライナ軍とNATOの相互運用性の拡大に向け、ウクライナ軍の新鋭化など支援強化を決定。中国の脅威を念頭に、日本などアジア太平洋地域のパートナー国との関係強化もうたった。NATOは新たな局面を迎えた。
プーチン大統領は30日、フィンランドとスウェーデンの加盟を認めたNATO首脳会議の合意について、両国にNATOの軍事施設が置かれれば相応の対抗措置を取ると警告した。