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共同通信
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【マドリード共同】欧米の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)は29日、スペイン・マドリードで開かれている首脳会議で、今後約10年間の指針となる新たな「戦略概念」を採択した。戦略概念の改定は2010年11月以来、約12年ぶり。ウクライナに侵攻したロシアへの姿勢について、現行の「戦略的パートナー」から「最大かつ直接の脅威」と明記し、大きく変更した。
中国が「体制上の挑戦」を突き付けているとし、中国への懸念に初めて言及した。「インド太平洋地域はNATOにとって重要だ」とも記した。NATOは冷戦終結後、最大の転換期を迎える。
岸田文雄首相が初めて出席した。