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共同通信
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厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織は30日、オミクロン株派生型の「BA・5」への置き換わりが進んでおり、今後、感染者数の増加が懸念されるとする評価結果をまとめた。厚労省の提出資料によると、29日までの1週間に確認された全国の感染者数は、その前の週と比べ1.17倍でおよそ1カ月半ぶりに増加に転じた。
1週間当たりの新たな感染者数が前週より増えたのは29都府県に上った。島根は2.92倍で最も顕著だった。専門家組織の脇田隆字座長は会合後の記者会見で「下げ止まりから増加の局面に入ってきているとの認識だ」と述べた。