節電期間始まる、7年ぶり

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共同通信
商品宣伝用のモニターが消されたイトーヨーカドー大森店の食品売り場=1日午前、東京都大田区

 全国の家庭や企業を対象とした節電期間が1日、始まった。政府は数値目標は定めず、無理のない範囲での協力を呼びかけている。全国規模での節電要請は約7年ぶり。厳しい暑さの中、各地の家庭や店舗が照明や冷蔵庫、テレビなどの使用方法を工夫しながら節電に取り組んだ。「安定的に電気を確保してほしい」と政府や電力会社に要望する声もあった。

 日本列島は1日も高気圧に覆われ、午前中から各地で気温が上昇。熊本市でパン屋を営む佐藤友紀さん(49)はエアコンの冷気を逃がさないよう、開放していた入り口を閉めた。「自然エネルギーに責任を持って取り組み、電力を確保してほしい」と話した。