MET入館料、7月から値上げ
成人30ドル、NY市内最高額のミュージアムに
メトロポリタン美術館(MET)は7月1日から、入館料を5ドル値上げした。成人は30ドル、シニアは22ドル、学生は17ドルにそれぞれ引き上げられる。今回の値上げで、METはニューヨーク市内で最も入館料が高額なミュージアムとなる。ニューヨークポストが6月28日、報じた。
これまで通り、ニューヨーク州民と、ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカットの各州在住の学生には、任意の金額を支払う「ペイ・アズ・ユー・ウィッシュ」のオプションが適用される。オプションは2018年まで、世界中からの訪問者を対象としていたが、同年3月からは、ニューヨーク州民とこれら3州のトライステートエリアに住む学生だけに対象が絞られている。
METは2011年、成人の入館料が20ドルから25ドルに引き上げた。9/11記念館(26ドル)、グッゲンハイム美術館(25ドル)、近代美術館(25ドル)、ホイットニー美術館(25ドル)、アメリカ自然史博物館(22ドル、ニューヨーク・ニュージャージー・コネチカット州民は任意金額)、ブルックリン博物館(16ドル)、ユダヤ博物館(15ドル)と比べ、入館料30ドルは際立っている。
高額な新入館料を払う必要がないにもかかわらず、地元の人の中には値上げを批判する人もいる。一方、観光客からは「30ドルの価値がある」との声も出ている。
→ 最新のニュース一覧はこちら←