川に花流し、犠牲者悼む

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共同通信

 九州5県で災害関連死を含め計79人が亡くなった2020年7月の豪雨から2年となるのを前に、甚大な被害が出た熊本県球磨村で2日、住民やボランティアら計100人ほどが球磨川の支流・川内川に色とりどりの花を流し、犠牲者を悼んだ。

 4日の球磨川の氾濫で、村では25人が死亡した。今なお仮設住宅に身を寄せる人もおり、主催した住職岩崎哲秀さん(48)は「亡くなった人を追悼し、支援への感謝を伝えよう」と呼びかけた。

 静岡市から参加した会社経営蔀義政さん(59)は、特別養護老人ホーム「千寿園」に入所していた父安雄さん=当時(80)=を失った。