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共同通信
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【北京共同】中国が主導して世界の安全保障問題を話し合う「世界平和フォーラム」が3日、北京で開幕した。ロシアで外相などを歴任したイーゴリ・イワノフ氏がオンラインで講演し、ウクライナ問題の解決にはロシアと米欧との対話が不可欠だと強調した。発言時、在北京のウクライナ大使館員の出席者は抗議のため退席した。
イワノフ氏は、ウクライナ危機の背景には「米国主導の西側国家が、自分たちのモデルによって無理やり国際秩序を構築しようとした」ことにあると主張。制裁で問題は解決できないとして、欧州の安定化に向け安全保障に関する対話を復活させるよう呼びかけた。