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共同通信
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【ワシントン共同】世界銀行や国際エネルギー機関、国連などは4日までに、世界で電気なしの生活を送る人は2020年時点で全人口の1割近い7億3300万人との試算をまとめた。コロナ禍などで電力普及のペースが鈍り、30年でも6億7千万人に上ると予測。24億人が健康や環境に有害な燃料を煮炊きに使っていることも指摘した。
6月に発表したエネルギー関連報告書によると、電気を使えない人はサハラ砂漠以南のアフリカだけで5億6800万人。インドなどの南アジア、フィリピンなどの東南アジアで多くを占めた。アジアとアフリカではコロナ禍で9千万人が電気を使えない暮らしに逆戻りした。