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共同通信
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福岡市中央区の商業施設「マークイズ福岡ももち」で2020年8月、面識のない女性を刺殺したとして、殺人罪などに問われた少年(17)の裁判員裁判初公判が6日、福岡地裁で開かれ、少年は「間違いありません」と起訴内容を認めた。弁護側は刑罰でなく保護処分が相当だとして、家裁移送を求めた。
少年は事件当時15歳で、16歳未満による事件での起訴は異例。
検察側は冒頭陳述で「女性に性的行為をしようと女性用トイレに入った。更生可能性は乏しく、保護処分が許容できる事案でもない」と指摘。弁護側は「刑罰を受けて長期間孤立すれば、再び同じことが繰り返される」と訴えた。