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共同通信
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インターネット上の誹謗中傷対策で「侮辱罪」の法定刑を引き上げ、厳罰化する改正刑法が7日、施行される。「拘留(30日未満)か科料(1万円未満)」とされていた法定刑に「1年以下の懲役・禁錮または30万円以下の罰金」を追加。公訴時効は1年から3年に延長となり、長期間かかる投稿者の特定作業後の立件にも余裕ができる。
2020年に女子プロレスラー木村花さん=当時(22)=が交流サイト(SNS)で中傷され命を絶ったことを巡り、投稿者に対する科料9千円の略式命令が軽過ぎるとの批判が上がり、見直し議論が拡大。昨年10月、法制審議会が厳罰化を古川禎久法相に答申した。