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共同通信
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ジャーナリスト伊藤詩織さん(33)が性暴力で身体的、精神的苦痛を受けたとして、元TBS記者山口敬之さん(56)に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は、双方の上告を退ける決定をした。7日付。伊藤さんの性被害を認定し山口さんに約332万円の支払いを命じるとともに、著書などで山口さんの名誉を毀損したとして伊藤さんに55万円の支払いを命じた二審判決が確定した。
東京高裁は1月、2人の関係が親密と認められないことや、伊藤さんが被害直後から医師や警察に訴えていたことなどを踏まえ、性被害の供述は信用できると指摘した。