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共同通信
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【ヌサドゥア共同】20カ国・地域(G20)外相会合は8日、議長国インドネシアのバリ島ヌサドゥアで実質討議を行い閉幕した。ブリンケン米国務長官ら日米欧はウクライナに侵攻したロシアを糾弾し、ロシアのラブロフ外相と激しい応酬となった。議長国のルトノ外相はウクライナの戦争終結を呼びかけたが、対立が先鋭化した。
先進7カ国(G7)と異なり参加国が多く合意形成が難しいとされてきたG20の課題が浮き彫りとなった。従来通り、今回の会合でも共同声明などの発表はなかった。ロシアのプーチン大統領が出席の意向を示す11月のG20首脳会議に向けて対立解消の展望は開けていない。