「力での変更許さない」と訴え

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共同通信

 ウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使は11日、避難民学生らを数多く受け入れる福岡県太宰府市の日本経済大を訪問し、講演した。ウクライナとロシアの歴史的背景や最近の情勢を説明し、「人権や平和の価値観を共有する国々が団結し、力による状況変更を許さない姿勢を示す必要がある」と訴えた。

 講演には学生のほか、地元住民ら計約150人が参加。大使は学生の受け入れなど支援への感謝も述べた。

 講演を聞いた避難民学生の一人、ポリナ・コルズニナさん(21)は「日本の復興の歴史を学び、ウクライナの役に立ちたい」と話した。