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共同通信
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気象庁は11日、昨年秋から継続中の「ラニーニャ現象」が6月も続いたとする監視速報を発表した。秋の終わりまで続く可能性が高いとみている。影響で7~9月は太平洋高気圧が張り出しやすくなり、全国的に暑さが厳しくなる見込み。
ラニーニャは太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけ、海面水温が低い状態が続く現象。世界的な異常気象を引き起こすとされる。
列島は偏西風の蛇行の影響で6月下旬、各地で35度以上が続く異例の猛暑となった。蛇行が終わり高温はいったん和らいだが、ラニーニャの影響で暑さが戻る可能性が高い。