一部原告、韓国の肩代わり案受容

07/11/2022

　【ソウル共同】元徴用工訴訟を巡り、ソウル近郊に住む2人の原告が11日までに、日本側の謝罪を前提に、韓国政府などが賠償を肩代わりする案を受け入れる立場を示した。共同通信の取材に話した。長年の裁判闘争に勝っても日本側の拒否で賠償金を受け取れない状況が続くのが「やりきれない」とし、決着を求めた。

　肩代わり案には「加害者に免罪符を与える」と反対する原告支援団体もあり、原告らの意見は一様ではない。日本政府は元徴用工問題について具体的に謝罪したことがなくハードルもある。ただ肩代わり案自体は日本も受け入れるとみられ、尹錫悦政権が妥協案として模索しているとの見方が強い。