警視庁が警察犬慰霊祭

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共同通信

 容疑者追跡や行方不明者捜索に貢献した警視庁の警察犬の慰霊祭が11日、東京都板橋区の東京家畜博愛院で開かれ、警視庁の担当者ら10人が慰霊碑の前で焼香して手を合わせた。国府田剛鑑識課長は慰霊祭終了後「都民の安全のため任務を全うしてくれた。仲間として『お疲れさま、ありがとう』との気持ちだ」と話した。

 警視庁によると、昨年7月以降、東京家畜博愛院に埋葬されたのは8頭。このうち今年1月に13歳で死んだ雄の「アバンギャルド号」は、77人が犠牲になった2014年の広島市の土砂災害で6人の遺体を見つけた。

 慰霊碑には今回の8頭を含め272頭の警察犬の名前が刻まれている。