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ファイザー社、NY市に150万ドル寄付
中高生の理系キャリア習得支援で


NY市と米製薬大手ファイザー社は11日、ニューヨーク市に150万ドルを寄付し、中高生が科学・技術・工学・数学(STEM※)分野でのキャリア習得の支援をするプログラムを発表した。同日、amニューヨークが報じた。
この寄付はアダムズ市長の「ニューヨーク市前進のための基金」を通して行われ、「中学生が理系キャリアを模索するプログラム」と「高校生が高校在学中に市立大学(CUNY)の理系必須単位を獲得するプログラム」に使われる。前者は市内の15校、750人を対象として向こう3年で75万ドルを充てる。後者は全高校生を対象として、向こう3年で67万5000ドルを充てる。CUNYのロドリゲス総長は「この寄付のおかげで、市内の高校生をSTEM分野でやりがいのある高給職へと導くことができる」とコメントした。
アダムズ氏は声明文で「教育がなければ、犯罪者を生み出す」と指摘。「この寄付は、STEM教育を充実させ、中高生に就労の機会を与えて、明るく安定した人生に導く」と評価した。ファイザー社のブーラCEOは「多様なバックグラウンドの学生にSTEMの魅力を理解してもらい、STEM分野での職を選んでもらいたい。それを始めるのに早すぎるということはない」と語り、「我々の寄付がSTEM教育充実とSTEMキャリア拡大につながるよう望んでいる」と結んだ。
※STEM (ステム)とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の 頭文字からなる造語。STEM教育とはそれら4つの教育分野を総称した言葉で、新しい時代の教育方法とされている。
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