5G対応Wi-Fi、ブロンクスに設置
無料キオスク、2千カ所設置へーNY市
ニューヨーク市のエリック・アダムズ市長は10日、インフラ整備計画「リンクNYC」の一環として、5Gに対応した新たな無料Wi-Fiキオスクの第1号をブロンクス区モリスハイツに設置した、と発表した。今後4年間で、高さ32フィートの巨大なキオスク「リンク5G」について、サービスが行き届いていない地域を中心に市内5区の約2千カ所に拡大する方針だ。amニューヨークが伝えた。
リンク5Gは、共同事業体「シティ・ブリッジ」がデブラシオ前市長の下で設置した10フィートの古いキオスクを改造したもので、同社が引き続き運営する。旧型は、側面のデジタル広告ディスプレイが生み出す収益で運営資金を賄う予定だったものの、思うような収益が得られなかった。新たなキオスクは、通信会社が5Gネットワークを設置するための大規模な追加インフラを上部に備えており、AT&Tやベライゾンなどの企業に貸し出して収益を生むことを目指している。
5Gに接続するには、高速サービスを含む電話プランが必要。Wi-Fiやその他の旧来の機能は無料のままとなる。新たに設置する2千台のうち、90%は、マンハッタン区の96丁目以北および同区以外の4区に取り付ける。市は2026年までに、リンクNYCのキオスクを合計4千台とすることを目標にしている。
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