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共同通信
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【ワシントン共同】米労働省が13日発表した6月の消費者物価指数は前年同月に比べて9.1%上昇し、伸びが前月から拡大した。上昇率は、第2次石油危機後のインフレが長期化していた1981年11月以来、40年7カ月ぶりの大きさだった。市場の事前予想(8.8%程度)を上回った。
予想を超える物価高を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めが加速しそうだ。FRBは7月も0.5%か0.75%の大幅利上げを続けることを示唆している。米国の金利が上昇するとの見方が強まれば外国為替市場で円安が進む要因となる。