コロナ自粛生活明けにケガする人急増?!
7月4日はアメリカは独立記念日でした。3年前と変わりない規模と人手の花火を見ながら、3年ぶりにやっと元のニューヨークに戻った!と実感した方も多かったのではないでしょうか。コロナ感染がなくなったわけではありませんが『With Covid-19』で元の生活が本格的に始まりましたね。
それに伴い、実は現在、ケガをする人が急増しています。急に運動を再開し、道路や運動中につまづいたり転んだりしている方が多いとのこと。
転んでしまう原因の一つは、3年間という長きにわたるリモート生活のために起きた『お尻の筋肉の弱さ』と『足首の硬さ』です。
家にいる時間が長かかっため、お尻の筋肉が弱くなったり、足首が硬くなると、歩く時の足幅が狭くなっていきます。お尻の筋肉を使って地面をしっかり蹴れなくなるためです。あなたも、街で老人が小股でチョコチョコ歩いてるのを見かけたことありませんか?
先日聞いた川柳の一句。
『歩幅減り 歩数が増えた 万歩計』
もし、あなたが『同じ時間しか歩いてないのに最近の万歩計の数字が増えたわ!』や『最近、私、小股になったかも。。。。』と感じていたら、あなたのお尻の筋肉は、かなり弱くなっているかもしれません。そのままのお尻の状態で外に走り出したら、何もない平坦な道でつまづいて地面で顔面強打!なんてこともあるかもしれません。
まずはお尻の筋肉を鍛えることがとても大事です。お尻の筋肉を鍛えるために一番手軽で効果が高いのは、なんと言っても『スクワット』!
ただし、正しいやり方でやらないと時間のムダなだけでなく逆にヒザを痛める原因にもなるので要注意です。では、正しいスクワットのポイントです。
- 両足は腰幅よりやや広く開き、股関節で鉛筆を挟むようにお尻を後ろへ下ろす(おトイレに座る体勢)
- しゃがんだ時つま先とひざ頭が同じ方向を向き、ヒザはつま先より後ろの位置にある(つま先がヒザ頭で隠れない)
- 股関節を曲げた時モモは床と並行になる
- 顔は正面、胸を張り背骨は丸まらないようにまっすぐ
- しゃがんだ時お尻とモモの裏にストレッチ感がある
- 立ち上がる時、下腹にグッと力を入れて、息を吐きながらかかとで床を押してゆっくり立ち上がる。
これを呼吸に合わせて『ゆーっくり』10回、1日3セット。家の中でやってみてください。ゆっくりやるとたった10回だけでも、かなりお尻、モモ裏の筋肉使っているのが分かります。
お尻の筋肉がついてくると、転ばなくなるだけでなく
お尻の大きさとの対比でウエストが細く見える!という女性にとっては嬉しいオマケつき!まさに『ボン、キュッ、ボン』!
なお、食後30分以内にやれば血糖値の上昇を抑えるため、ダイエット効果も絶大です。血糖値が安定すると自律神経のバランスも良くなるためメンタルも落ち着いてきます。最近すぐイライラするのよねぇ。。という人はぜひ食後に!ゆっくりたった10回!だけで、翌日、翌々日にはお尻に心地よい筋肉痛が訪れること間違いなしです。
また、コロナ中についてしまったお腹周りの『浮き輪か!』とツッコミたくなる脂肪。これを消すためにも、実は腹筋運動よりスクワットの方が有効です。なぜならお尻は大きな筋肉なので、同じ回数なら腹筋運動より消費カロリーが大きいからです。道具もいらない、ジムに行く必要もない、もう今日からやるっきゃないです!
天気もいいし、久しぶりにジョギングやウォーキングを再開しようかな。。と思っていらっしゃる方は、並行して、ぜひケガ防止のために毎食後にスクワット10回×3セットを始めてみてくださいね。そうしてニューヨークの夏を思いきり満喫しましょう!
村井ゆきこ
骨盤調整コアヨガトレーナーNY、NJのスタジオ、オンラインで骨盤調整コアヨガクラスを開催中。12年にわたり日米の女性たちに骨盤周り、骨盤底筋にフォーカスしたストレッチ、マッサージなどを取り入れた『体調が良くなり姿勢が美しくなるヨガ』を指導。オンラインクラスには世界各国から参加がある。
骨盤調整コアヨガクラス:https://resast.jp/inquiry/47879