NPT会議で被爆者発言へ

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共同通信
インタビューに答える被団協の和田征子事務局次長=2021年12月、川崎市

 米ニューヨークの国連本部で8月に開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議で、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の和田征子事務局次長(78)=横浜市=が発言する見通しであることが13日、関係者への取材で分かった。和田さんは「各国の代表に被爆のリアリティーを伝えたい」と話している。

 会議は8月1~26日に開催され、和田さんは5日の非政府組織(NGO)セッションでスピーチする方向で調整している。1歳の時に長崎市で被爆した体験を証言し、核廃絶を訴える。

 被団協からは木戸季市事務局長(82)=岐阜市=と浜住治郎事務局次長(76)=東京都=らも渡米する予定。