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NY市、違法エアビー業者を提訴
短期レンタルで


ニューヨーク市は12日、エアビーアンドビーなどを使って違法な短期レンタルを行っているマンハッタン区内のビルのオーナーや不動産エージェントを相手取り、州地裁に訴えを起こした。短期レンタルの即時差し止めを求めている。同日ニューヨーク・タイムズが報じた。
州法はホスト不在の場合、30日未満の短期レンタルをおおむね禁止している。しかし、エアビーアンドビーには今も、違法な1万3000件近い市内のリスティングが存在する。問題のビルは東51丁目と1番街の角にある5階建てで、登記簿によると医者のオフィスの上にアパート8戸のはずだが、スーツケースを引いた旅行客がひっきりなしに出入りする。
調査員が尋ねると、6日泊まって3000ドル以上。訴状によると2018〜22年に6500人以上のゲストを受け入れ、違法な短期レンタルで200万ドルを稼いでいたという。複数の偽ホスト名を使うなど手口は巧妙で悪質だった。
アダムズ市長は「違法な短期レンタルは住宅事情を悪化させ、ホテル業界にも悪影響を及ぼす」として取り締まり強化の方針を明らかにした。23年1月からは30日未満の短期レンタルのホストに登録を義務付ける条例も発効する。当初、市と対立し提訴までしたエアビーアンドビーは20年に和解。「違法なホストは追放する」として情報提供など、市に協力する構えだ。
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