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共同通信
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【北京共同】中国国家統計局が15日発表した2022年4~6月期の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除く実質で前年同期比0.4%増となった。新型コロナウイルス対策で4~5月に最大の経済都市、上海市でロックダウン(都市封鎖)が続き、生産、消費ともに大きく停滞した。ウクライナ危機も響いた。
プラス成長は維持したが、22年1~3月期(4.8%増)から大幅な減速。中国政府の通年目標「5.5%前後」の達成は困難な状況となった。
サプライチェーン(供給網)の混乱は日本への部品供給にも影響している。習近平指導部にとっては、景気立て直しが急務だ。