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共同通信
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広島市は、平和記念公園にある原爆供養塔に納められた約7万人分とされる遺骨のうち、氏名が判明しながら引き取り手が見つかっていない814人分の遺族を捜すため、名前や亡くなった年齢を記したポスターを作った。15日、市内の公共施設などで掲示した。
広島市役所1階ロビーでは午前10時ごろ、原爆被害対策部調査課の職員がポスターを張り出した。三波義史主事は「今年で原爆投下から77年。いまだに遺族のもとに帰れていない遺骨があり、戦争が終結していないと感じる。少しでも心当たりがあれば情報を寄せてほしい」と話した。
ポスターは10月末まで区役所など157カ所に張り出す。