岡山で断念直後に遊説把握

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共同通信
山上徹也容疑者

 安倍晋三元首相が奈良市で街頭演説中に銃撃され死亡した事件で、無職山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が奈良での遊説日程について「(事件前日の遊説先で銃撃を断念した)岡山県からの帰りの新幹線車内で自民党のホームページ(HP)を見て把握した」という趣旨の供述をしていることが14日、捜査関係者への取材で分かった。事件は15日で発生から1週間。奈良県警は、山上容疑者が安倍元首相の予定を執拗に調べ襲撃機会をうかがっていたとみて調べる。

 捜査関係者らによると、山上容疑者は事件前日の7日夜、安倍元首相が演説した岡山市民会館にも手製銃を持参したと供述している。