Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は13日公表した全国12地区連邦準備銀行による景況報告(ベージュブック)で、5地区が「景気後退のリスクが高まっているとの懸念を示した」とした。全体の景況判断は「経済活動が緩やかなペースで拡大した」と評価したものの、複数の地区で「需要減速の兆候が強まっている」と警戒感を高めた。
報告は5月中旬から7月中旬が対象で、今月26、27日に開く次回の連邦公開市場委員会(FOMC)の討議資料になる。6月の消費者物価指数は前年同月比9.1%上昇した。上昇率は約40年ぶりの大きさ。