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マンハッタンの平均家賃5058ドル
史上最高、需給逼迫はさらに悪化へ
不動産ブローカーのダグラス・エリマン社と不動産鑑定・コンサルティング事務所のミラー・サミュエル社によると、マンハッタン区内のコンドおよびコープの平均家賃は6月、月額5058ドルと前年同月比約30%上がり、史上初めて5000ドル台に達した。14日、CNNが報じた。
ワンベッドルームの平均家賃は月額4278ドルで、1年前の3475ドルから上昇。スリーベッドルームは同7394ドルから9469ドルに上がった。新規リースは5カ月連続で増加。1年前は7%だった空室率も7カ月連続して2%を切っている。
高級物件では借り手の競り合いも生じているという。
同社のミラーCEOは「住宅ローン金利が急上昇し、住宅購入を中止したニューヨーカーが賃貸市場に流れてきた。需給逼迫に拍車がかかった」と指摘。「通常、夏の終りに新規リースの需要が増える。季節的要因で逼迫はさらに悪化する」と警告する。秋から来年にかけては「家賃は横ばいになっても当面下がりそうにもない」と予想。「金利は更に上がり、景気後退も視野に入ってくる。市場は極めて不安定だ」としている。
同社によると家賃中央値は6月、月額4050ドル。前年同月比で約25%上がり、5カ月連続して史上最高値を更新した。ただし、コロナ下で家賃が下がったのも事実。2019年同月比では14%の上昇だった。
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