米報告書、ロシアの戦争犯罪非難

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共同通信

 【ワシントン共同】米国務省は15日、大量虐殺や残虐行為の防止に関する年次議会報告書を発表し、ウクライナに侵攻したロシア軍が戦争犯罪を行っていると非難した。また、ミャンマー軍事政権の市民弾圧が「ジェノサイド(大量虐殺)」に当たると明記した。

 バイデン大統領は4月にロシアのプーチン大統領がジェノサイドを行っていると述べたが、米政府としては正式に認めておらず、今回の報告書でも認定は見送られた。

 報告書は、ロシア軍が投降しようとしたウクライナ人の手を縛るなどして処刑・拷問し、市民を強制移住させたり、性的暴行を加えたりしているとの報告があると指摘した。