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共同通信
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【コロンボ共同】経済危機に陥っているスリランカで16日、議会が招集された。国外逃亡したラジャパクサ前大統領の辞表が読み上げられたが、危機を招いた自身の責任や、逃亡の理由には一切触れなかった。議会では新大統領の選定に向け、候補者届け出を19日に受け付け、20日に投票を実施、新大統領を選出することが示された。
ラジャパクサ氏は辞表で、新型コロナウイルス感染拡大が経済危機の原因になったと強調、経済立て直しのため挙国一致内閣の創設にあらゆる手を尽くしたと釈明した。今後も「国のために貢献する」との意向も示したが、具体的な方法には言及しなかった。