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共同通信
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【ワシントン共同】記録的な物価高騰が続く米国で、連邦準備制度理事会(FRB)が今月末、政策金利の1.0%引き上げに踏み切るとの観測が13日、急浮上した。実現すれば通常の4倍の大幅利上げとなる。歯止めがかからない物価高に一層の対応が必要との考えがあるが、景気を急速に冷やす恐れもあり、難しい判断を迫られそうだ。
米労働省が13日に発表した6月の消費者物価指数は前年同月に比べて9.1%上昇。市場の事前予想を超える伸びで、上昇率は約40年ぶりの大きさとなった。FRBは6月に0.75%の大幅利上げを決めたが、さらに急速な引き締めが必要になるとの見方が急拡大した。