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共同通信
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10日投開票の参院選の際、東京都町田市で点字による投票をした全盲の男性が、市職員に投票の様子をのぞかれたとして「投票の秘密の侵害だ」と抗議し、市選挙管理委員会が陳謝していたことが17日、分かった。市は「男性をサポートする意図だったが、対応が間違っていた」とし、男性の協力を得て障害者の投票に関するマニュアルを更新する考えだ。
点字投票に対応した職員は、点字器が問題なく使えているか確認しようと背後から手元を見ており、職員は男性が打ち終わった後「(点字が)枠に入っていませんよ」と指摘した。枠から外れても票は有効で、職員に誤解があったという。