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共同通信
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【ロサンゼルス共同】米南部テキサス州ユバルディの小学校で児童と教師計21人が殺害された銃乱射で、事件を検証する州下院の委員会は17日、中間報告書を公表した。駆け付けた警察官らが容疑者射殺に1時間以上を要した治安当局の対応や学校側の防犯態勢を巡り「組織的な欠陥と著しく脆弱な意思決定」があったと指摘した。
報告書は、駆け付けた治安要員が銃乱射ではなく立てこもり事件だと判断したことで「機動性」が失われたと分析。容疑者は最初の2分半で100発以上の銃弾を撃ったと推定されるが、早く教室に突入していれば命が助かった犠牲者もいた可能性があると言及した。