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共同通信
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【北京、台北共同】台湾の蔡英文総統と訪台中のエスパー前米国防長官の会談について、中国外務省報道官は19日の記者会見で「中国の核心的利益を損なう」行為だとして猛反発した。蔡政権は統一圧力を強める中国を念頭に、米欧との関係強化を一層進める方針。中国政府は米欧要人の相次ぐ訪台にいら立ちを強めている。
英紙フィナンシャル・タイムズは18日、ペロシ米下院議長一行が8月に台湾を訪問する計画だと報じた。米下院議長が訪台すれば1997年のギングリッチ氏以来となる。中国外務省の趙副報道局長は19日、「中国の主権と領土の一体性を深刻に害する」と主張。取りやめを強く要求した。