中国の不公正貿易に連携して対処

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共同通信

 【ワシントン共同】イエレン米財務長官は、訪問中のソウルで19日に講演し「中国が半導体など先端技術の支配的な地位を得るために、不公正な貿易慣行を用いている」と批判した。その上で、日本や韓国などの同盟国と連携して「国家安全保障上の利益を失う問題に対処していくべきだ」と強調した。

 イエレン氏は中国を名指しし、原材料市場などでの優位な地位を利用して「米経済を混乱させたり、地政学的に好ましくない影響を行使したりすることを許すわけにはいかない」などと述べた。

 ロシア産石油の価格上限設定は「最も有効な手段だ」とし、世界的な協調を訴えた。