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共同通信
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【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)は19日、ロシア産天然ガスの供給停止により、ハンガリーなどの中東欧諸国ではガス消費量の最大4割が不足する可能性があるとの試算をまとめた。国内総生産(GDP)も6%減少する恐れがある。これに関連し、国際エネルギー機関(IEA)は欧州でガス消費を控えるよう警告した。
IMFのエコノミストらは昨年6月以降、ロシア産のガス供給が6割減少したが「欧州のインフラや世界的な市場は対応できている」と評価。ロシアのガス供給が7割減っても他の地域からLNGなどの代替品が確保できれば短期的には賄えるとの見方を示した。