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共同通信
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岸田文雄首相(自民党総裁)は内閣改造・党役員人事に関し、9月前半に実施する方向で検討に入った。党の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長のほか、松野博一官房長官は続投に向け調整する。参院選の自民大勝を受け、長期政権も視野に骨格を維持、自らが掲げる「新しい資本主義」や物価高対策の推進を図る考えだ。複数の政権幹部が20日、明らかにした。
人事の時期を巡っては当初、8月下旬も検討されたが、死去した安倍晋三元首相の「四十九日」が25日に控えているほか、27、28日にチュニジアで開かれるアフリカ開発会議に首相が出席する予定のため「日程的に難しい」(官邸筋)との事情がある。