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共同通信
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【ワシントン共同】米国の戦争研究所は20日、ロシア軍はここ数週間、ウクライナ東部ドネツク州の主要都市スラビャンスクなどに向けた大幅な前進はないとの分析を示した。州内の小規模な集落を巡る局地戦で戦力を低下させているとし、スラビャンスクやバフムトなどの都市を制圧する前に攻撃の勢いが衰える可能性が高いと指摘した。
ロシア軍は20日、スラビャンスク周辺で地上攻撃を再開したが、ウクライナ軍が撃退した。バフムトへの直接攻撃にも至っておらず、周辺集落での戦闘で身動きが取れなくなっているという。
ドネツク州セベルスクも3日以降、奪取を試みているが部隊は到達していない。