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共同通信
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防衛省制服組トップの山崎幸二統合幕僚長は21日の記者会見で、中国海軍の測量艦が20日夜に鹿児島県沖で日本領海に侵入したことに関し「中国によるわが国周辺の軍事活動はますます拡大、活発化の傾向にあり、今回もその一環とみられる。懸念を持って注視している」と述べた。
中国の測量艦は4月にも同じ付近で領海侵入。今回の航行目的について山崎氏は「確たることを申し上げることは困難。現在分析中で、しっかりと検討しないといけない」と話した。
日本側は外交ルートで懸念を伝達。松野官房長官は21日の記者会見で「中国海軍艦艇の動向を注視するとともに、警戒監視に万全を期す」とした。