朴外相の訪日は「屈辱外交」

07/21/2022

　【ソウル共同】韓国で元徴用工問題や元慰安婦問題に関わる複数の市民団体が21日、ソウルで記者会見し、朴振外相が訪日して岸田文雄首相や林芳正外相との会談で見せた態度を「屈辱外交」と批判した。歴史問題で「加害者と被害者の立場が入れ替わっている」などと訴えた。

　元徴用工訴訟の原告を支援する「民族問題研究所」の金英丸・対外協力室長は、韓国政府側が解決策の提示へ必死な一方で日本政府の反応は冷淡だとし、朴氏は「日本政府に物乞いする姿勢」だったと主張した。「被害者は（勝訴）判決を受けるまで一生をかけて尊厳回復のため闘った」とも述べ、原告らも失望していると訴えた。