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共同通信
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【上海共同】中国江蘇省南京市の寺に、1937年の「南京大虐殺」の責任を問われ、旧日本軍のA級戦犯とされた軍人らの位牌が祭られていたことが22日分かった。2018年に奉納されたとみられる。中国のインターネット上で物議を醸し、同市が関係者を処分し調査を始めた。
軍人は極東国際軍事裁判(東京裁判)でA級戦犯とされ、死刑に処された松井石根陸軍大将ら。ネット上に位牌の画像が出回った。南京市民族宗教事務局が22日、市内の玄奘寺で今年2月に位牌が見つかり、既に撤去されたと発表した。
市政府は22日、社会に悪影響をもたらしたとして、同事務局幹部らを免職などの処分にした。