県警、押収手製銃を発射実験へ

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共同通信
送検から奈良西署に戻った山上徹也容疑者=10日

 安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件で、奈良県警が山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=の自宅から押収した複数の手製銃について、発射実験で殺傷能力を確認する方針であることが23日、捜査関係者への取材で分かった。確認されれば、現場で使った手製銃と合わせ、銃刀法違反や武器等製造法違反容疑などでの立件も検討する。

 山上容疑者について、鑑定留置の請求が奈良地裁に認められたことが関係者への取材で判明。公判で山上容疑者の刑事責任能力が焦点となることが予想される中、その有無や程度について調べる。11月29日まで。