ＮＹ州知事候補、暴漢に襲われる
共和党のゼルディン連邦下院議員が演説中に
共和党のニューヨーク州知事候補、ゼルディン連邦下院議員（42）がロチェスター市郊外で21日、選挙演説中に鋭利な武器を持った男に襲われた。けがはなかった。22日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
警察などによると、ゼルディン氏がトラックの荷台に乗って支持者を前に演説を行っていたところ、男が右側からゆっくり接近。ゼルディン氏の腕をつかみ、武器を振り上げた。ゼルディン氏は男の手首をつかみ、近くにいた男性数人も加わって男を取り押さえた。この男は近くに住むデイビッド・ジャクボニス容疑者（43）。第２級暴行未遂の疑いで逮捕された。ゼルディン氏は後に「刺される寸前だった。ニューヨーカーの安全確保に今まで以上に注力する」との声明文を発表した。対戦相手、民主党のホークル知事は「暴力は決して許されない」とコメント。「ゼルディン氏が無事で、容疑者が逮捕されてなによりだ」と続けた。
ゼルディン氏はロングアイランド選出。連邦下院議員を４期務め、トランプ前大統領の協力者としても知られる。増加する犯罪を民主党とホークル氏の責任として攻撃。この日の演説でも、恐怖心を盛んに煽っていた。州内の民主党支持者の数は共和党支持者の２倍。政治資金も潤沢なホークル氏の勝利が予想されている。
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