29歳の平幕逸ノ城が初優勝

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共同通信
大相撲名古屋場所で初優勝を果たし、日本相撲協会の陸奥事業部長(中央右)から賜杯を受け取る平幕逸ノ城。八角理事長は部屋所属力士の新型コロナウイルス感染が判明し、表彰式に参加しなかった=24日午後、名古屋市のドルフィンズアリーナ

 大相撲名古屋場所千秋楽は24日、名古屋市中区のドルフィンズアリーナで行われ、西前頭2枚目の逸ノ城(29)=本名三浦駿、モンゴル出身、湊部屋=が12勝3敗で初優勝した。宇良を退け、3敗で並んでいた横綱照ノ富士が敗れた。

 新入幕から所要47場所は史上9位のスロー記録。1972年名古屋場所で米ハワイ出身の平幕高見山が外国出身力士初制覇を果たしてから50年の節目に、モンゴル出身力士が初優勝を達成した。

 今場所は新型コロナウイルス関連で12部屋が途中休場となる事態で、十両以上の休場者は戦後最多の23人。力士全体では3割近くに上った。