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共同通信
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「謝罪の言葉もなく悔しい」。福岡市中央区の商業施設で、21歳だった女性を殺害したなどとして起訴された少年(17)に、懲役10年以上15年以下の不定期刑を言い渡した25日の福岡地裁判決。「これが限界」と遺族。虐待を受けていたという少年の成育歴に複雑な心境を吐露する裁判員もいた。
閉廷後、地裁近くにある弁護士会館の一室で開かれた記者会見。殺害された女性の母親(52)は、言葉を絞り出すように質問に応じた。判決を「当然の結果だ」と述べる一方「10年以上15年以下は短いと思った」と言葉をつなげた。