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共同通信
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東京五輪・パラリンピック組織委員会の高橋治之元理事(78)の会社が、大会スポンサーに選定された紳士服大手AOKIホールディングス(横浜市)側とコンサルタント契約を結び計約4500万円を受領していた問題で、東京地検特捜部は26日、東京都内の高橋氏宅を家宅捜索した。
昨年7月の五輪開幕から1年。捜査機関が不透明な資金のやりとりの解明に乗り出し、大会運営の在り方が問われる事態になった。
組織委の役員や職員は「みなし公務員」とされ、職務に関し賄賂を受け取れば刑法の収賄罪に当たる可能性がある。特捜部は資金の趣旨などを捜査し、立件の可否を検討する。